溶剤系インクと水性インクの違い
Jun 15, 2021溶剤系インクと水性インクはそれぞれ仕様が異なります。ここでは、溶剤系インクと水性インクの違いについてご説明します。
1. この図から、有機溶剤の大部分を水に置き換えることで水性インクが得られることが容易に分かります。
2. 水性インクは平均して有機溶剤の乾燥速度の1/5で乾燥します
3. 印刷可能な素材は、吸収性基材と非吸収性基材に分類できます。
吸収性基材とは、紙や段ボールなどの材料を指します。
非吸収性基材とは、PE、PET、PP、OPP、アルミホイル、織りPPなどのフィルムを指します。
水性インクの課題は、非吸収性基材上では乾燥に要する時間です。非吸収性基材では、より多くのエネルギーと乾燥時間が必要となるためです。しかし、吸収性基材では表面張力が非吸収性基材よりもはるかに高く、より高い温度に耐えることができ、透過性も高いため、水性インクの乾燥はそれほど問題になりません。
4. 環境の観点から見ると、水性インクは VOC の排出がはるかに少なくなります。
そのため、水性インクの汚染コストは溶剤系インクに比べてはるかに低くなります。
最後に、印刷速度が遅く、吸収性のある素材に印刷する場合は、水性インクをご使用ください。一方、印刷速度が速く、非吸収性の素材に印刷する場合は、溶剤系インクをご使用ください。
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